隣の芝生は青く見える。
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しかも、ちょっとじゃない。
そんな、芝生が青く見える会社さんに行って見学させてもらっちゃおう特集
題して「ショーナイツウ!!編集部が行く。職場見学」
記念すべき第1弾を快く飾ってくれたのが、
鶴岡市大山に会社を構える「有限会社ドリームズファーム」さんです!!
場所はここ↓
会社を正面に右に行くと庄内空港がある方面
左へ少し進むと鶴岡5中が左手に見えてきます。
いきなりですが、ここで問題。
ドリームズファームさんって何をしている会社でしょうか??
正解は…
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美味かめし(ご飯パック)を製造販売している会社でした!!
でもですね、実はそれだけじゃないのよ。
◆米の製造・販売
◆農産物の生産・販売
◆農作業の請負業務
自社でお米や農産物も作って、ご飯パックも作って。
農作業の請負業務までやっちゃう、アグリビジネス企業!
アグリビジネス企業とは…
農業に関連する様々な経済活動を行う企業
そんなドリームズファームさんの職場を見学させてもらいました!
【AM8:10】会社訪問
事務所に入るとすでに皆さん仕事モード。
【AM8:20】朝礼
ドリームズファームさんは大きく3つの仕事に分かれています。
●事務・品質管理部門
●米飯加工部門
●農産部門
それぞれの部門で朝礼・引き継ぎをしてるようで、
私は事務・品質管理部門の朝礼に参加させてもらいました!
社内の雰囲気がほどよく引き締まっていい感じ♪
報告や連絡も共有する良い朝礼です!
【AM8:40】社長インタビュー
色々見学させてもらう前に、会社の最重要人物に話を伺いました。
会社の自慢を教えてください。
オリジナルブランド米【尾浦米(おうらまい)】の栽培からご飯パック【美味かめし】の製造まで、一貫生産体制を確立させてるというところです!
この一貫生産体制。
実現させたのはドリームズファームが日本初のようですよ!!
製造されてるご飯パックの全てに尾浦米が使用されるってことですか?
いえ違います。当社で製造するご飯パックは年間で2400トン。
そのうちの数%が尾浦米を使って製造されているんです!
年間2400トンって…。
桁がデカすぎて想像できない 汗
さらに話を進めていくと、
生産するご飯パックは特に大手企業のプライベートブランド(PB)商品として、
関東・中部・関西の他、名古屋にも送られるみたいです。
無菌包装米飯パックの製造といえばドリームズファーム
業界内の知名度は抜群で、注文は絶えないとのこと。
(庄内にこんな凄い企業があったとは…恥ずかしながら知らなかった。)
無菌包装米飯とは…
無菌包装米飯は無菌状態で米を炊いて、炊いたお米を包装する製法。
対して、レトルト米飯はごはんを容器に入れて包装した後で殺菌処理する製法。
無菌包装米飯は、普通に炊いたお米と変わらない美味しさを味わえるのが特徴!
会社のこれまでの歴史を教えてください。
東海林社長に聞いた会社の沿岸はこんな感じ↓
【1981年】東海興業っていう農機具の販売・修理会社で創業
【1991年】有限会社ドリームズファーム設立
【1993年】ライスセンター完成
【1995年】ライスセンター内に精米プラント導入
【1996年】無菌米飯工場完成(初期型)
【2010年】米飯工場を改修(生産能力1.5倍にパワーアップ)
【2015年】山形県ベストアグリ賞を受賞
【2017年】ISO22000取得(Ver.2005)
【2020年】ISO22000取得(Ver.2018)
【2021年】米飯工場を改修(生産能力さらに2倍にパワーアップ)
絵に書いたように順調に成長してきたんですね!
全くそうではないですよ!
現在の状況になるまでには、本当に困難の連続でした。
正直、会社の存続が危ぶまれるような危機的な状況も経験してきたんです。
会社を思う社員さんの力や様々な人の繋がり。
それらが、困難や危機的状況を乗り越える大きな要因になったと語る東海林社長。
なんかこういう見えないドラマが秘められてるから、会社の歴史って好きなんよねー!
【AM9:40】米飯加工部門の見学スタート
今回見学させていただくのは、米飯加工部門。
ご飯パックを製造している部門です!
工場内を案内してくれるのは、品質管理課の佐藤さん。
お米がご飯パックとして製造されるまでの工程を順を追って見学させてもらいました!
①集めたお米を精米・選別
尾浦米はもちろん、さまざまな場所から集めたお米がこの低温倉庫にあつまります。
ここで集まったお米を精米や選別し、隣りの工場にエア搬送。
②搬送されたお米を洗米・炊飯
ここからは、調理作業する現場になるので身なりは厳重に。
まず手洗いでしょ。
全身消毒でしょ。
靴裏の消毒まで、本当に徹底的!
ここでの洗米や炊飯作業は全て機械が行います。
工場作業員の方は、この機械の点検や管理、清掃をおこなっているんだそうです!
③各検査を通して包装・箱詰め
カメラ検査・重量検査・目視検査、金属検査、X線検査など、
厳重な検査をクリアした精鋭達のみが、出荷されるんですね。
そして、包装・箱詰めされたお米パックは倉庫に集められ全国各地に届けられるわけです。
ちなみに。
案内してくれた佐藤さんは、商品の品質を管理する部署。
製造されるパックご飯の美味しさはもちろんですけど、
安全と品質を徹底した商品だからこそ、全国各社の信頼を得ているんですねぇ。
おまけ【昼食12:00】
従業員さんに会社の正直な感想をこっそり聞いちゃいました。
◆転職してきたんですけど、社長がこれほど話しやすい会社は初めて。
◆一度子育てのために退職したけど、ひと段落してまたこの会社にもどってきた。
会社の良いところしか出てこないんだが…。
有限会社ドリームズファームさん。
青く見える芝生でなく、
本当に青い芝生の会社でした!
社長含め従業員のみなさん。職場見学させていただき本当にありがとうございましたm(_ _)m