「よし、今週末は歩くぞ!!」
私の暑苦しい提案に全く乗り気じゃない家族たち。
それでも付いてきてくれることに感謝しつつ、やってきたのは、

今年の8月に解体された
鶴岡にある庄内交通湯野浜線の善宝寺駅跡。
駅跡を正面に見て、右側は大山方面↓

左側は湯野浜方面へと向かいます↓

解体される前の建物は千と千尋に出てきそう↓


特徴的なノスタルジックな建物は1993年まで
「善宝寺鉄道記念館」として開館していました。
そしてこの度、老朽化等の影響で駅舎は解体に。

ところで、若い世代に意外と多い、
「鶴岡から湯野浜まで電車通ってたの?」
という反応。
時期としては昭和4年から昭和50年までレールが敷かれていました。
若い世代が知らないのも無理ない。
地図上で見ると下記の赤線の場所↓(善寳寺〜湯野浜版)

既存道路から若干ズレた位置に敷かれていた線路。
その跡がどうなってるのか気になる!!
ということで
「善宝寺-湯野浜の線路跡を辿ろう!」
いろんな文献をあさったところ距離は3.8km。
良い運動になりそう。
善宝寺駅付近に車を停めてSTART!!
駅跡を正面に見て左側に移動するとホームらしき段差↓

その場から180度反対を向くと湯野浜の方角。
今は砂利の駐車場と化してました↓

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150mほど歩くと、
鶴岡市民御用達の湯野浜に向かう主要道路にぶつかる↓

道路を渡るとなにかの看板↓

どうやら線路跡はサイクリングロードになってたらしい。

全然道舗装されてるじゃん!
と少しがっかり。
(藤岡弘の探検隊みたい道を想像してた)
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しばらく緩やかな坂を上ると鶴岡市営の鶴岡霊園が↓

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霊園をすぎると急にサバイバル感が増すロード↓

耳元で「ヴゥーン!!!」と鳴る虫に叫び声をあげながら駆け上ると…

鶴岡市街と金峰山がよく見える!
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坂を上りきると、いこいの村庄内やスパール前の通りに合流。

↑途中から歩道が二股になっており、
右に行くと龍鳳鶴岡店や庄内空港の方面、
左の歩道を進むと湯野浜線の線路跡。
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看板にビビり散らかしながらも歩みを進めると

再び森!

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またしても蜘蛛の巣やカナブンの脅威にさらされながらも

森ゾーン突破。

善宝寺駅と湯野浜駅の間にあった
「七窪駅跡」を横目に湯野浜駅へ向かいます

そして徐々に潮風を感じ始める湯野浜線跡

と思ったらもう湯野浜じゃん!


湯野浜に入ってからの線路跡は清掃も行き届いており、
時折ベンチで休むお年寄りや、ランニングを楽しむお兄さんなど
地元の人の生活が垣間見れる素敵な道でした。

そしていよいよ終着点が近付きます。

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GOAL!!
湯野浜駅跡には愉快なストリートアートが↓

駅を模したホームもありました↓


辿ってきた3.8kmの道を振り返ると、歴史を辿った感が押し寄せてきて、
歩いて良かった!と達成感。

流石に帰りの善宝寺まではバス使うけど。

湯野浜線の歴史よ永遠に!
PS.バス時刻まで足湯と湯野浜コミセン内の卓球でしこたま遊んだ



